おみくじをかくしごと
初詣でおみくじを引いた。末吉だった。
ライターをやっていると「そんなところにもライター仕事が!」みたいな仕事をたまに請けることがあって、常々「活字あるところにライターあり」だと感じている。となると「おみくじの文面を考えるライター」もいるんじゃないかな……と末吉を見ながら思った。
いや、もちろん神様のお言葉である。元々の言いたいことは、こう、なんだ、神主的な人が「このおみくじを引いた人はね、争いはもう、ガンガンいこうぜみたいな感じ」とか決めているのかもしれない。なんか燃やしながら薄目で言ってそう。
でもおみくじに「争事 ガンガンいこうぜ」とは書けない。「おみくじっぽい感じでお願いします/1行 10文字」とか指定があるなかで、「ガンガンいこうぜ」を「争事 勝機あり強気でよし」みたいに変換する人がいるんじゃないのかな……。
もっとゆるい発注元だと「MAXいい感じから全然ダメな感じまで、大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶の6段階でお願いします」とか言われるかもしれない。いやこれ難しいんじゃないの。試しに失物を6段階で書いてみる。
- 大吉:出る
- 吉:近くにあり
- 中吉:忘れたころに出る
- 小吉:よく探せ
- 末吉:出にくい 信心
- 凶:あきらめなさい
大変。もちろんおみくじは6枚だけじゃないので、6段階×8パターンとか書くのだろう。大変だ。ある程度書けたら型とかできるのかなぁ。
なにはともあれ2018年もよろしくお願いします。