雨が降ってないのが普通の世界だから降水確率

「降水確率」って、「雨が降ってないのが普通」の世界の数字だ。

 雨が降ってないのが普通だから、いつ雨が降るか気になる。気になるから「雨が降る確率」が必要になる。逆に、雨がずっと降っているのが普通の世界だったら、いつ晴れるのか気になるから、「晴天確率」を教えてくれるようになるはずだ。

こういう、知らぬ間に基準をひとつ決められてる数字って他にもありそう。仕事についてるのが普通だから「就業率」を出すんじゃなくて「失業率」を出してるとか。

あと毎日残業してるから「ノー残業デー」があるのであって、毎日の残業もノー残業デーも無い世界になったらあえて「残業デー」ができるのかな。…と思ったけど、そんな世界なら毎日早く帰るなと思ったりした。

パワポカラオケ選手権 東京大会に出ます(2017/10/21)

パワポカラオケ」という超ドMな競技がありまして、今週土曜日にその選手権に出場することになりました。ただいま絶賛観覧募集中です!(詳細は記事の最後に)

 

カラオケ、と言っても歌うわけではなく、「くじ引きで決まったテーマに沿って、その場で出てくるパワポに合わせて即興でプレゼンする」というもの。

テーマがわかるのはプレゼンの直前だし、どんなスライドが出てくるか全然分かりません。新垣結衣の出生について話し出したのにキャベツ畑とか出てくる。トークパワポが全然合ってないところ、即興でカバーして最後のスライドまでたどり着かないといけない(新垣結衣のときは「畑で生まれたと聞いています」で続けた)

会場ってどんな空気なの……?というのは、デイリーポータルZでmegayaさんが書いたレポが空気感がとてもよく再現してくれているのでオススメです。

portal.nifty.com

 

パワポカラオケ選手権で舞台に立つのは今回で5回目。一番ちゃんと出来たかな……という時のプレゼンはこんな感じでした。テーマは「臨時ニュース」(去年の夏のG1で優勝したとき)

 

 

もう毎回舞台袖での緊張感が半端ない。「誰だよこんなのやるって言ったの」って思うんだけど、自分でやるって言って申し込んでる。八方塞がりだ。誰も攻められない。

特に前回と前々回は、くじ引きで決めた出順で2回ともトップバッターだったんですよ。ただでさえ先行きが見えない競技をお客さんの前で一発目にやる緊張感よ。怖いったらありゃしないですよ。

 

で、今回の出順のくじ引きの様子がね、先日Youtubeにアップされたんですよ。主催のセミキノコの青木さんがお手製のくじを引いたんですよ。

 

youtu.be

 

トップかい!!!!

 

このブログで初めて文字をデカくしましたよ。青木さん「井上さん、前半の出順が多い気がしますね」じゃないんですよ、3大会連続トップバッターですよ!!

もー怖いわーいややわー。Youtube見終わったあとコップの水を一杯飲んだけど全然落ち着かなかったー。いやぁぁぁ。

というわけで、より一層苦悩する井上を見たい方、10/21(土)に中野富士見町でお待ちしています。というか、他の出場選手の顔ぶれも猛者ばっかり(全14名)で、こりゃ面白い大会になる予感。早々と終わって皆さんのプレゼンを楽しもう。そうしようそうしよう。

 

【全NIPPONパワポカラオケ選手権OP戦(東京)】
2017年10月21日(土)
■会場…中野富士見町ザ☆キッチンNAKANO
(東京都中野区弥生町5-20-1弥生町ユニオンビル6F)
■OPEN…17:30
■START…18:00
■料金…前売1,700円/当日2,000円
(全NIPPONパワポカラオケ協会アカウントフォロー割200円/学生割引200円)
■MC…セミキノコ(瀬戸口俊介、青木竜也)
■主催…全NIPPONパワポカラオケ協会
予約フォーム→全NIPPONパワポカラオケ選手権 観覧予約フォーム

 

パワポカラオケ選手権は名古屋と大阪でも行われていて、優勝者は年末にチャンピオン大会もあるみたい。行きたいけどトップつらいなー。トップいやぁぁぁ。

 

 

 

二次感情

感情を無くしたい。

最近子供に何度注意してもやめない、何度呼びかけても返事しない、何度うながしても動かない、ということが続き、怒ってしまうことがしばしばあった。

片付けない、夜更かしして寝ない、わざとぶつかってくるのをやめない、など個々の事象を取り出せば些細なことで、子供だって意思を持っているのだから大人の言いなりではない。わかっているのだけど、何度ソファーから飛ばないの!と言ってもジャンプしたりされるとどうしても一言言いたくなってしまう。

怒りというのは「二次感情」だと本で読んだ。恐れや悲しみ、悔しさなどの一次感情がまずあって、それらが怒りという形で外に出る。怒りを解決するには、怒り自体を「まぁまぁ」と抑えるのではなく、一次感情に着目する必要がある。部長が怒鳴っているのは、進捗の遅れが本部長にバレるのを恐れているからだな、とか、上司としてのプライドを傷つけられた悲しみからだな、とか。

思うに、前述の場面で僕が「子供が言うことを聞いてくれない」と怒るのは、自分がないがしろにされた、という悲しみなのだろう。裏を返せば、自分はないがしろにされるべきではない、というエゴを持っているということだ。そんな醜いものは無くなったほうがいい。

冷静に、こちらの望む行動と、あちらの望む行動を擦り合わせ、落とし所を探り、それでも同じことが繰り返されれば再び話し合う。そうなのだろう。そのためにはエゴはいらない。感情が無くなっちゃえばいいのになと思う。こうして反省してしょんぼりすることもないだろうし。

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うっかりセレブ

取材で新潟県糸魚川に行ってきた。

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糸魚川は「ひすい」の街らしく、あちこちにひすいモチーフのものがある。

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夜に散歩してたら天然記念物の巨大なひすいの原石があった。デカい。付近を流れる青海川にひすい集積地があるらしい。

この集積地、いまは天然記念物に指定されているので、勝手に石を取ったりしてはいけない。だからひすいドリームとかはない。「結局スコップを売った奴が一番儲かった」的なゴールドラッシュみたいなエピソードとかない。

 

だが「いまは」である。

 

現地の方によると、昔はその辺の人が石を持っていってたらしい。

持っていってどうしたかというと、漬物石にしていたそうだ。

ひすいといえば鮮やかなエメラルドグリーンを思い浮かべるが、原石は灰褐色。比重が高いため、小さい割りに重い。

つまり「見た目は普通の重い石」。漬物石には持ってこい。

うっかり宝石で漬物を作っていたのだ。

「ちょうど重たい石があったの」と宝石を持ってくるのである。とんだセレブだろう。

世が世なら「ひすいで漬かった漬物は輝きが違います!」と商売気を出すところだったと思う。

そして別に何の石でも漬物は漬かる。漬物はぶれない。

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わんこそば 1on1

そういえばこの夏、大人になってから初めてわんこそばを食べた。盛岡の「東家」というお店。

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記録は101杯。

 

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100杯を越えると証明書ももらえた。

 

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あんなにお椀があると圧巻だし、後片付けとか大変では……とか心配になるし、自分が大食いチャンピオンになったような錯覚にも陥るが、実際のところわんこそばのお椀に入る蕎麦はほんの一口である。15杯で一人前らしい。

大食い大会でイメージするわんこそばって、選手一人に蕎麦をつぎたす人が一人ついて、食べては足し食べては足しの永久機関の画なのだけど、実際にお店でわんこそばを食べるとおぼん1枚につき15杯のお椀が乗っていて、おぼんが空になると「少々お待ちください〜」と店員さんが補充しに戻ってしまう。蕎麦食べる→待機→蕎麦食べる→待機の繰り返しだった。そりゃそうか。

しかも、お店にはうちの家族&両親&妹一家の大所帯でいったので、最初は客5人に対して店員さん1人が蕎麦を継ぎ足していた。つまり15÷3なので、客1人に対して蕎麦が3杯継ぎ足されたら待機である。ツルッ、ツルッ、ツルッ。待機……。ツルッ、ツルッ、ツルッ。待機……だった。わんこそば、思ったより待つ。

蕎麦は美味しいので、待ってる間にもっと食べたくなる。もっと食べたくなるけど3口で終わってしまう。物足りぬ……普通に食べたい……とすら思う。忙しい現代、こんなに蕎麦に思いを馳せる時間があっただろうか。わんこそばは蕎麦のことを考える時間も込みのイベントだったのか。味に飽きないように、その都度薬味を変えてみてるトライ&エラーも楽しい。

しかしそんなのんびりした時間も、一人また一人と満腹で脱落すると話が変わってくる。

1ターン3杯で終わっていた蕎麦が、1ターン4杯になり5杯になり、遂に僕だけが生き残って、15杯の蕎麦が連続で継ぎ足されるに至った。蕎麦をかきこんでいると、後ろの店員さんが次のお椀を持って待っている。これTVチャンピオンで見た!と、この問題進研ゼミで見た!みたいな気分になる。

で、まだまだ蕎麦は食べられたのだけど、この「1on1」のシチュエーションがツラくなってきた。食べているあいだ、ずっと後ろで待たれてるのである。そういう仕組みのイベントなのだけど、なんだか急かされているようで、いま食べますから食べますからと内心とても焦る。やめよう。そろそろやめよう。で、101杯でやめた。満腹よりもプレッシャーに負けた。

 

「知らない人がずっと後ろに付いている」というイベント、そういえばわんこそば以外に無いんじゃないか。他のイベントでも知らない人を後ろに付けたら新しい扉が開くんじゃないか。飲み放題の居酒屋でずっと店員がビールを持って待ってるの。UNOでドロー4出されたとき後ろの人が無言で4枚くれるの。

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