世の中すべてにオチをつけなくていい

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最初何を言っているのかわからなかった。「選びま黒ー!!」?

 

「選びましょう〜」を「選びま黒〜」ともじってるならあまりに字余りだし、意味が通らないし、ははぁ〜んこれはあれだな、わざと字余りにしてこうやってネットでシェアされることを狙っておるのだな、まで思った。知ってるぞ。わたしは詳しいんだ。

で、うっかりツイートしちゃう前にようやく気がついた。

 

これ、「選びまくろう」だ。

 

「選びま/黒ー‼︎」と改行されているので気付きにくかったのもあるし、黒烏龍茶ひとつ選択肢に加わっただけなのに「選びまくる」というのもいやいやそれほどでもだし、結局この違和感をSNSにシェアしてしまうかもだけど、さっきの「ははぁ〜ん」は勘違いだった可能性がある。

 

SNSが発展して以来、どうも我々は「ツッコミ目線」で物事を見てしまうし、それを見越して広告キャンペーンの類が「ツッコミ待ちのボケ」を仕掛けることが増えた。ツッコんでもらって拡散してもらう、という魂胆である。

で、今度はその構造に気がつくと、世の中の広告キャンペーンが全部ボケてるように見えてきて「ははぁ〜ん」とか「わたしは詳しいんだ」とか言ってしまうのだ。

それは僕だ。僕である。このおじさん、そういうおじさんなんです。そうです、わたしがそういうおじさんです。

自分がツッコむことで世の中すべてにオチをつけようというのは、傲慢な行為なのかもしれない。

 

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天気が良かったので外で食べました。