石野卓球が言っていた「かっこいいこと」

すごい昔、NHKの「土曜ソリトン SIDE-B」に石野卓球がゲストに出たことがあった。司会が高野寛緒川たまきである。ざっと検索してみたら1995年6月のこと。20年以上前だ。

細かいトークの内容は全然覚えてないのだけど、一問一答な感じで石野卓球に質問する→短く答える、というコーナーがあった。そのなかでずっと覚えているのが「Q.かっこいいとは?」という質問。

石野卓球の答えは「身の程を知ること」だった。

逆に「Q.かっこわるいことは?」という質問には「身の程を知らないこと」と答えていた。僕は高校の時から電気グルーヴを聞いていたのだけど、音楽誌とかのインタビューは全然読んでなかったし、オールナイトニッポンは眠くて眠くて全然聞けなかったので、音楽以外で石野卓球の言葉に触れることがほとんどなかった。はー石野卓球はこんなこと考えてるんだなぁ、と印象にすごく残っている。

で、今日マクドナルドでポテトを食べたんですね。

マクドナルドで仕事をぼちぼちやってまして、なんか小腹が空いたなぁと思って。そしたらアプリのクーポンでポテトのLが320円→190円だったんですよ。おーこれはと思って、Lを頼んでね、食べたんですよ。

多い。

多かった。全部食べたけど多かった。そうでしょうよ。そろそろそんな年でしょうよ。油もきついでしょうよ。いい加減認めないといけないのでしょうよ。これも身の程を知ることなのだろうな、とお腹をさすりながら、石野卓球の言葉を思い出していた。こうやって身の程からはみ出した分を矯正しながら、実物大身の程に近づけていくのだろうな。