脱出ゲームでコレステロール値を下げたい
リアル脱出ゲーム『君は明日と消えていった』に行ってきました。
プレイヤーは17歳の男子高校生になり、亡くなったはずの幼馴染から届いた「謎」を解き明かします。彼女が叶えてほしい「最後の願い」とはなんのか。ストーリーがしっかり作られていて、オリジナルアニメーションも世界に没入させるのに十分で、謎解きもストーリーに奉仕していて、いやこれよかったなー。
と、そんな青春のきらめきを体験してきたわけですが、一緒に参加した友人たちは40代男性4人だったんですよ。
開演前に集まった段階で、健康診断にひっかかった、やれ尿酸値が、コレステロールがとか話してたおっさんたちなんですよ。急に17歳になれと言われても気持ちが追いつかない。うっかりすると親御さんの方に感情移入しちゃう。どちらかと言えば「人間ドックからの脱出」とかのほうがしっくりくる。というか「人間ドックからの脱出」もそこそこ面白いんじゃないかな。
- 「公演の前日は夜は油ものを避け、当日は朝食以降は食べ物を口にしないでください」
- 入場するとまず検査着に着替える
- 「あなたの寿命はあと60分です。60分以内に体内環境を正常化して不健康から脱出してください」
- 小問が「γ-GTPを下げるには◯◯◯◯◯」とか
- 運動させるため会場がやたら広い
- 謎を解いてキーワードを看護師に告げるとバリウムをゲット
- 心電図と尿検査のコップを組み合わせるとメッセージが……?
- カルテを指示された通りに折り曲げると……?
最後に医者から脱出成功/失敗を告知されて終わるんだろうなぁ。
結局40代おっさん4人はそれぞれ閃きを発揮して無事脱出できました。ちょっとでも17歳に近づいただろうか。ニキビよりシミが気になる年齢だけどもだ。